ルテイン | サプリメントアドバイザー・メモ

ルテイン

目の健康維持には欠かせない栄養素です。

<<なぜ体にいいの>>
ルテインは赤、黄色などの色素成分であるカロテノイドの一種です。
緑黄色野菜に多く含まれています。
体の中では、カロテノイドの仲間である(次回ご説明予定)ゼアキサンチンとともに網膜の黄斑部に多く存在し、黄斑の健康を保っている成分です。

黄斑部は目の網膜の中心にあり、光を感じる細胞が多く存在しています。
光を感じ、ものを見るために重要な役割を持っています。
この黄斑部が出血したり、むくんだりして沈殿物がたまった状態を黄斑変性症といいます。
この症状は、最初、視野の中心部に黒い部分が見えたり、ものがゆがんで見えたりします。急速に進行する場合もありますが、たいていの場合はゆっくり進行していきます。最悪の場合は失明することもあります。
加齢とともに起こる病気ともいわれていて、60歳以上に多く、欧米人の場合の失明原因の上位を占めています。
食生活や環境の変化が影響していることもあり、最近では日本人にも黄斑変性症にかかる人も増えています

黄斑変性症の詳細は判明していないが、活性酸素の影響も一因とされている。
網膜の黄斑部に太陽光線やパソコンのモニターなどから青色光があたると、活性酸素が発生します。
その活性酸素が黄斑部にある脂質を酸化させ、視力低下につながると考えられています。

ルテインは、光の中でも目に有害な青色光を吸収するとともに、抗酸化作用を発揮し黄斑部の酸化を防いでいます。
ルテインを摂取することで黄斑変性症の予防できるだけでなく、すでにかかっている人の症状を軽減するといった、臨床結果も発表されています。

その他、ルテインは白内障にも効果があると見られている。

<<摂取方法>>
ルテインは、ほうれん草やケール、ブロッコリーなどの濃い緑の野菜に含まれています。
黄斑変性症などの予防のためには、
1日6mg程度(ほうれん草1/2 60g~80g)
の摂取が効果的であると考えられます。