葉酸 | サプリメントアドバイザー・メモ

葉酸

細胞分化やDNA合成、ガンの予防にも

<<なぜよいの>>
葉酸はビタミンB群の水溶性ビタミンで、体の中の様々な反応に関わります。
数十種類の酵素と関係してDNAの合成や細胞分化に作用します。
胎児や乳幼児といった時期の細胞分化が活発な時期には大切の成分です。

脳や脊髄の先天的異常や発育不全にも有効であるため、特に妊娠初期の女性は積極的な摂取を。
アメリカや日本の厚生労働省も、妊娠を希望している女性にに対して1日に400μgの摂取をすすめている。

葉酸が効果的なのは女性だけではなく、いろいろな研究からわかってきています。
例)
ガンの予防作用:葉酸は肺ガンや直腸ガン、子宮頸ガンの予防に役立つとされ、喫煙や避妊薬の使用、出産など子宮頸ガンのリスクを持つ女性のガン発症率を十数年調査した結果、葉酸の投与で発生率が2分の1から5分の1に低下したというデータがある(米・アラバマ大)。

また、葉酸およびビタミンB群と心臓発作の関係では、5つに分けられた被験者集団のうち、葉酸を最も多く摂取したグループの発症率は、最も少ない摂取量のグループより30%前後低かったという結果もあります(米・ハーバード大)。
これは、葉酸には血液中に蓄積するホモシステインを減少させる働きがあるためです。
ホモシステインは動脈を攻撃し欠陥を傷つけるが、葉酸を摂取することで、このホモシステインが減少して心臓病や脳卒中を予防できると考えられている。

<<摂取について>>
葉酸は枝豆、そら豆、白インゲン豆やウズラ豆、アスパラガス、ほうれん草、ブロッコリー、オクラなどに多く含まれています。
1日に摂取していただきたい量の目安は400μgです(上限は1mg)。