亜鉛 | サプリメントアドバイザー・メモ

亜鉛

細胞を作り再生

<<なぜよいの>>
新しい皮膚の生成や免疫強化などいろいろな働きに必要なミネラルです。

DNAやタンパク質の合成に働く酵素、細胞や組織の代謝に関わる酵素など数百種類の酵素の構成成分であり、成長、妊娠、治癒など新しい細胞が必要なときには亜鉛の必要量も増えると言われています。

例)
・切り傷などの治癒には亜鉛が皮膚細胞の再生を助けています。
・体内に異物が侵入した場合にも亜鉛と亜鉛を含む酵素が協力して新たな免疫細胞を作り出し異物に対処します。
このため、亜鉛はウィルス感染には効果的でありますが、過剰な摂取は逆に免疫力の低下を招くことも認められています。

亜鉛は血糖調節ホルモンであるインスリンの構成成分でもある。
味覚や臭覚を正常に保つ働きにも関与しているため、味が感じられないなどの症状は、亜鉛が不足していることも考えられます。
また、男性の前立腺で性ホルモンの合成に関わっています。
正常の人が亜鉛を多く摂取しても精力が増すというわけではありませんが、不足すると精子の生産量が減少してしまします。

<<注意>>
ベジタリアンやアルコール中毒、ペニシリンや利尿薬を服用している人は、亜鉛の吸収率が低下することがあるので注意してください。
過剰摂取すると、頭痛、吐き気、貧血などの症状が出る場合があります。
2g以上摂取すると急性中毒を起こしますので、一度に過剰に摂取することのないようにしてください。

<<摂取について>>
牡蠣や牛肉、ラム肉、卵、未精製の穀類、ヨーグルトなどに多く含まれます。
1日の所要量は、
成人男子で10~12mg
成人女子で9~10mgです。

亜鉛はビタミンAの代謝にも関わるほか、ビタミンB6の血中濃度が低い場合、吸収率が低下します。