食物繊維
腸内の乳酸菌を育てます
<<なぜよいの>>
食物繊維とは、
→人の消化酵素で消化しきれない、されない食品中の難消化成分のことを指しています。
5大栄養素である、タンパク質、糖質、脂質、ビタミン、ミネラルに続く栄養素として大切なものです。
植物細胞の構成成分が中心であるが、一部動物性の成分もあります。
これらは
・水に溶けない『不溶性食物繊維』
と
・水に溶ける『水溶性食物繊維』
に分けることができます。
不溶性食物繊維の主な働きは、
・吸収力が強く、便の量を増やし、腸壁を刺激してぜんどう運動を促進
・腸内の有害物質や食物のかすを吸収してより早く体外へ排出させる
・ナトリウムの排泄を促す
水溶性食物繊維の主な働きは、
・小腸での栄養素の吸収を緩やかにし、血糖値の急な上昇を抑える
・腸と肝臓を循環する胆汁酸を吸着して減少させる
→胆汁酸がコレステロールを原料に作られ、体内のコレステロール量の低下が促進
・ゲル状で、そのゲルが糖分を包み込む
・大腸内の善玉菌のえさになり腸内細菌叢をよくする
<<注意点>>
サプリメントで食物繊維を補っても、水分の摂取量が少ないとかえって便秘になりやすくなる。
十分な水分を補給してください。
ミネラルや脂溶性ビタミンの吸収を妨げてしまうおそれがあるので、このような薬やサプリメントをとっている方は、摂取時間をずらすことが必要です。
利尿剤を服用されている方は水分を特に多くとってください。
いきなり大量の食物繊維をとると、おなかがゴロゴロしたりガスが増えたりするので、分量は少しずつ増やすことが好ましいです。
摂取カロリー1000kcalあたり10gの食物繊維が摂取の目安(成人ならば1日20~25g)です。