乳清タンパク
免疫機能を高めて病気になりにくい体を作りましょう
<<なぜよいの>>
乳清とは、牛乳からチーズを作る課程で生まれる成分です。
簡単にいうとチーズの搾り汁のことです。
牛乳には約3%ほどのタンパク質が含まれるのですが、そのタンパク質は二つに大別することができます。
そのうちの一つがカゼインというタンパク質で約80%を占めます。
チーズとして固まるタンパク質です。
チーズの搾り汁には固まらないタンパク質が含まれ、これが乳清タンパクと呼ばれるものです。
ラクトグロブリン、ラクトアルブミン、ラクトフェリンが主な構成成分です。
母乳は牛乳とのタンパク質成分が異なり、乳清タンパクが主成分でカゼインはごく少量しか含まれていない。
乳清タンパクの主な効用として免疫機能の強化があります。
サルモネラ菌や肺炎レンサ球菌などの感染症に対して優れた予防効果のあることがわかっています。
また、すべての細胞中に存在するグルタチオンという抗酸化物質を増加させる作用がある。
グルタチオンは、活性酸素の攻撃から体を守ることに加え、体内の免疫システムを活性化する働きを持っています。
加齢によってグルタチオンは減少し、病気にかかりやすくなります。
特に、アルツハイマー病患者のグルタチオンの値を調べると、低い数値を示すことがわかっていますので、グルタチオンを増加させることが、アルツハイマー病予防につながると考えられています。
しかし、グルタチオンは食品として摂取しても、胃や腸などからの吸収が悪いのです。
そこで、体内でグルタチオンを増やすにはどうすればよいかというと、、
代替医療として、乳清タンパクに注目が集まっているのです。
<<摂取の仕方>>
乳清はホエイと呼ばれています。
ボディビルダーやスポーツ選手がよく使っているサプリメントです。
また、乳清タンパクと並んで、注目を集めているのが「免疫ミルク」です。
この成分は、牛乳と同様、タンパク質、乳糖、ビタミン、カルシウムなど含み、人が感染しやすい細菌を無害かする抗体成分や、抗炎症の因子などの機能を含んでいます。