サプリメントアドバイザー・メモ -7ページ目

特定保健用食品とは

厚生労働省が健康表示をつけることを許可した食品を

特定保健用食品

といいます。

最近、
「血糖値が気になる人に」
とか
「食後の中性脂肪を抑えます」
等というような記述が目につくようになっていませんか。

今までの健康食品やサプリメントでは規制されている
健康への有用性効能など
を表示することができるようになったのです。

これは生活習慣病の予防を目的に作られました。これらの製品に対して、被験者が存在し、臨床試験を含む医薬品開発と同じようなステップを経て(もちろんこの間、厳しい審査が行われます)、その有用性が科学的に実証された場合に、表示することが許されるのです。

しかし、ここで許されているのは穏やかな表現ということです。

例えば、
「血圧を正常に保つことを助ける食品です」
はOKですが、
「高血圧を改善する食品です」はNGです。

このように、直接的に病気や様々な症状を改善するような内容を表示してはいけないことになっています。

薬理作用

食べ物には機能があります。

・体を作る。
・栄養補給する。
といった、一次機能。

・おいしさ。
といった、二次機能。

・体調を調節する。
といった、三次機能。
この三次機能が
食べ物の『薬理作用』なのです。

これは、民間療法や先人の知恵として受け継がれてきました。
最近、研究が進んだこともあり、どの成分がどういった作用を持っているかがわかるようになってきました。
それが健康食品やサプリメントとして製品開発にも生かされているのです。

医薬品との違い

食品と医薬品の違いは厚生労働省の定めている「食薬区分」によります。

最も重要な違いは、

薬は体にとっては異物です

サプリメントは(元来)栄養素です

※ 薬が足りなくて新たに病気になることはないのですが、栄養素が足りなくて病気になることが十分考えられるのです。
例えば、風邪薬を飲んでいなくて風邪をひくわけではありません。が、栄養素が不足して風邪をひくことはあるのです。

したがって、
薬は対処
サプリメントは予防・維持・増進
ということになります。
しかしながらすべてをサプリメントに依存することはよくありません

いろいろな種類のサプリメントがあります。
それによって、代謝システムをスムーズにしたり、血行循環をよくしたりとった、自分の力で対応できるように自然治癒力を高めてくれるのです。
その結果として、アレルギーが改善することもあるのです。 

もう一度おさらい

サプリメント』という言葉・・・

アメリカの「Dietary Supplement」を省略したもので

栄養補助食品』や『健康補助食品
を指すといわれています。

アメリカのSupplementの定義というと、
1994年のDSHEA法で定められています。
「ハーブ、ミネラル、ビタミン、アミノ酸などの栄養素を1種類以上含む栄養補助のための製品」がSupplementといわれるものです。

残念ながら我が日本ではこのような定義が存在しません。

ただはっきりいえることは
「医薬品」ではなく
食品」に該当するということです。

これは日本では人が口に入れるもので法律上、
「医薬品」

「食品」
しかありません。

薬事法によって「医薬品」は次のように定義されています。
→「日本薬局方に収められている物、人、動物の疾病の診断、治療、予防に使用されることが目的とされている、物、人、動物の身体の構造、機能に影響を及ぼすことが目的とされている物」
なんだかわかりにくい表現ですよね。
これに当たらない物、それがすべて「食品」となるのです。

そうなると、「食品」は病気の予防や治療を目的にしてはならないのです。
そうした内容の表現は違法となります。

最近、『トクホ』製品が多く作られるのはこういったことがあるのでしょう。

健康増進法

この法律をご存じですか?
今さらですが、2003年8月29日に一部が改正されました。
厚生労働省が悪徳業者やいかがわしい商品を取り締まることを目的に改正しました。

誇大表示の禁止
を定めたものです。

それは
何人も、食品の広告その他の表示をするときは、健康の保持増進の効果等について著しく虚偽、または著しく誇大な表示をしてはならない
と、いうものです。

たとえば、
「これでガンが治る!!」
「糖尿病に効く!」
「1ヶ月5キロ減量!!」
等といって販売している商品を取り締まろうというものです。

この法律の対象にしているのは、
業者だけでなくインターネットや個人、組織などなど「何人」なのです。

「特保」や「栄養機能食品」を除いては、何に効くかとか効果の説明を一切してはならないということなのです。

だからこそ、消費者が一人一人の判断が重要になってきます。

自分たちにとって本当に必要な知識とは?情報とは?
このことについて考えていただければ幸いです。

たんぱく質・・・・アミノ酸・・・・・

3大栄養素の一つに蛋白質があります。
蛋白質は、アミノ酸で構成されています。

たんぱく質』といってもいろいろな種類があります。
例えば、牛乳のたんぱく質であったり、卵のたんぱく質、アジ、サンマといった動物性のたんぱく質、大豆などの植物性のたんぱく質、これらは同じではありません。

したがって、それぞれのたんぱく質は体内での働きや作用も違ってきます。

基本的には、たんぱく質は筋肉や臓器などの構成成分。
また、酵素やペプチドホルモン、神経伝達物質などの原料にもなります。

毎日の食事から摂取されたたんぱく質は、分解・合成を繰り返しています。
新陳代謝が行われることで、常に最新の状態に保たれているのです。

たんぱく質』の働き
1. 1gあたり、4kcalのエネルギーとなります
2. 筋肉や内臓を構成する成分となります
3. ペプチドホルモンを合成するために必要です
4. 神経伝達物質を合成するために必要です
5. 免疫機能を高めます

たんぱく質を構成するアミノ酸ですが、種類はだいたい20種類くらいあります。
20種のうち、9種類は成人の体内で合成できないアミノ酸でです。
これらは食品などから摂取しなければなりません。
これらを「必須アミノ酸」といいます。

必須アミノ酸には、主に以下のような働きがあります。

1. バリン:成長に関与するほか、血液中の窒素バランスを調整する
2. ロイシン:肝機能を円滑にする
3. イソロイシン:成長促進、神経機能の補助、血管拡張、肝機能の向上、
4. リジン:身体の組織を修復し、成長に関与、ブドウ糖の代謝の促進、単純疱疹の予防および解消、肝機能の向上
5. メチオニン:ヒスタミンの血中濃度を下げ、抑うつ症状を治療する
6. フェニルアラニン:抑うつ症状の治療、気分を高揚し血圧を上昇させる
7. スレオニン:成長促進および脂肪肝の予防
8. トリプトファン:神経伝達物資セロトニン、ドーパミン、ノルエピネフリンの原料となる。
9. ヒスチジン:成長に関与するほか、神経機能補助の役割を担う

アミノ酸は今でも注目されています。
それはやはり、普段の食事だけでは十分な栄養補給ができないことを少しずつでも理解してきた証拠といえます。

アミノ酸をサプリメントで!


現代の食生活

おそらくほとんどの人が十分な栄養補給ができていない。

日本人の多くは、主食として精製した穀物(白米など)を食べています。
しかし残念ながら、これらにはビタミンやミネラルなどがあまり含まれていません。

したがって、3大栄養素といわれる、たんぱく質脂質糖質は摂れても、実は健康と密接な関係にある栄養素はほとんど補給できていないのです。

「意識的に野菜をたくさん食べている」という人もいると思います。
しかし、それでも十分な栄養補給はできていないのが現状です。

例えば「ビタミンC」
ビタミンCの含有量が最も多いブロッコリーを生で3~4房、
「繊維質」に至っては、ブロッコリーを約2kgも食べなければならないのです。

近年、日本人の食生活が欧米化の一途をたどっています。
「魚や野菜」より「肉」が好まれるようになりました。
またライフスタイルの変化により、加工食品(スナック菓子やレトルト食品など)も急増しました。

これらには脂質や糖質、添加物(着色料や保存料など)といった、健康を害するものが多く含まれています。
つまり、私たちは単に栄養が不足しているというだけでなく、体に害のあるものを食べているのです。

また、現代人はミネラルが不足していることも知られています。
ミネラルは1999年に改訂された栄養所要量で必要量が定められたように、体の不調や健康と深く結びついています。
ビタミン同様、調理するとその量が大幅に減少してしまう壊れやすい栄養素です。

ビタミンやミネラルなどの栄養素が不足しているといった今、

『supplement』

が、必要となってきているのです。
その際、ものの善し悪しを見分けることも重要になってきます。

生活習慣病とは?

生活習慣病は、従来の「成人病」に代わる名称としたもので、医学用語ではありません。

まず、
・活習慣病といわれる病気には以下のようなものが挙げられます。

※ ガン
※ 脳卒中
※ 高血圧
※ 糖尿病
※ 胆石症
※ 高脂血症
※ 高コレステロール
※ 動脈硬化およびそれに起因する病気
  (虚血性心疾患、脳血管障害、網膜症、狭心症など)
※ 高尿酸血症
※ 骨粗鬆症
※ 脂肪肝

・原因は、
上記のように生活習慣病にはさまざまな病気がありますが、総合的には肥満を原因とするものが多いようです(高脂血症、高血圧、糖尿病など)。

共通することは、
初期段階ではまったく自覚症状がないこと、
そのまま対処しないでいると非常に危険な病気である
ことです。

その他、
遺伝的要因
運動不足
不規則な生活
食生活(栄養不足や偏った栄養バランスなど)」
喫煙などによる活性酸素の増加
なども、生活習慣病の原因に挙げられています。

生活習慣病の予防には・・・
単純ですけれど、しっかり食べて、適度に体を動かし、しっかり睡眠をとることが大切です。

まとめますと、
適度な運動
食生活の改善
疲労・ストレスを翌日に持ち越さない
ことを心がけるようにしてください。

もちろん栄養補給の基本は『食事』です。
しかし残念なことにそれだけではどうしても不十分な部分があります。
必要に応じてサプリメントなどを積極的に利用したほうが、より高い予防効果を得られるでしょう。

例えば、
・腸をキレイにする ・・・ フラクトオリゴ糖
・血液をサラサラに ・・・ EPA、DHA
・脳の血流を促進  ・・・ イチョウ葉エキス
・免疫力を向上   ・・・ マイタケ、アスタキサンチン
などなど

アメリカのサプリメントが・・・

アメリカの大手サプリメントメーカーの工場は、ユタ州に多くあります。
なぜ??

ユタ州は年間を通して湿度が低く、製造過程で余分な水分が含まれにくく、安定した製品ができるからだそうです。

そのユタ州に工場を持つ大手メーカーでは、

消費者から評価を得るには、効能や安全性を科学的に示すのが重要

という考えのもと、臨床試験の結果などを積極的に公開しています。

日本のメーカーで結果を積極的に公開しているところってありますか?
更に、臨床試験を実施しているとことはごく一部です。

このような企業の努力が、消費者へのアピールにつながっているのです。
間違ってはいけませんが、重要なことは商品に対して、自信を持っているということです。
それだけの競争力を備えた商品でなければ、アメリカでは生き残れないとも言えるでしょう。

要するに、アメリカのサプリメント消費者は、

自分の目で正しいものを見極め、自分の健康のために利用する

そういう””を持っています。
(※情報の開示が認められたため)
だから、品質の低い商品や粗悪品は、市場から淘汰されていくのです。 

今、アメリカの市場には、このような好循環が生まれています。
アメリカのサプリメントは日本の数年も先を進んでいるのです。

アメリカのサプリメント事情

数年前、すでにアメリカではサプリメント利用率が成人の60%を超えていました。
今年には70%をこえるという予想もあったほどです。
もうすでにこえていたりして・・・。

アメリカでは、サプリメントはまさしく「予防医療」として、健康維持のために利用されているようです。

このことは正しい認識であると思います。
国民全体がそうした正確な情報を持っているのは、アメリカと日本では大きく異なる「国の姿勢や対応」があるからだと思われます。

アメリカは国全体が非常に積極的ですが、日本はまだまだ消極的であり、また極めて保守的です。

さらに日本には悪質な業者も数多く存在しています。
一般消費者には本物と偽物の区別がつきにくいのが現状です。

一方、アメリカでは1994年10月25日、クリントン前大統領が、
「食事がライフスタイルや寿命に与える影響に国民の関心が高まっている。
政府がサプリメントへの対応を、健康増進のために改めることは時流にかなうものだ」 と述べたのです。
さらに彼は、栄養補助食品健康教育法(DSHEA法)に署名しています。
しかも、、、、10年前のことです。