サプリメントアドバイザー・メモ -4ページ目

リコピン

トマトといえばリコピン

<<なぜいいの>>
このリコピンもカロテノイドの一種で、植物に含まれている赤い色素です。
スイカ、グァバにも含まれています。もちろんトマトにも。
緑黄色野菜の中では唯一トマトだけがリコピンを含んでいます。

リコピンは強力な抗酸化力を有しており、
その効力はビタミンEの
約100倍!
βカロテンのおよそ2倍といわれています。

活性酸素は、細胞がエネルギーを作るときに発生してしまうものですが、体の中で増えると細胞を酸化させて身体機能が衰えてきてしまいます。
例として、動脈硬化は血中のコレステロールが酸化LDLとなって血管壁にとどまることが一つの要因とされています。
リコピンが活性酸素を除去することで、動脈硬化も予防できます。
また、皮膚に含まれているリコピンが肌を守り、紫外線のダメージでできるシミやしわの予防にも役立つと考えられている。

リコピンは体内で、前立腺に多く存在している。
リコピンを摂取すれば前立腺ガンのガン細胞が減少するという臨床結果が発表されています。
さらに、胃ガンや肺ガン、子宮ガンなど他部位でもリコピンがガン細胞の増殖に寄与することが判明してきた。

この他にも活性酸素が原因の視覚機能低下にも効果があるといわれている。
加齢による視覚障害の予防にはルテインが有効であるが、リコピンもルテインと相互作用で効果があることがわかっています。

<<摂取方法>>
トマトのリコピンはどの程度の熟成度かによって含有量が違っている。
完熟トマトであればだいたい1kgあたり50mgほど含まれている。
そうでないと5mg程度しか含まれていないものもある。
トマトジュースやホールトマト、トマトピューレなどで摂取も可能です。
リコピンは熱に強く壊れにくい為、加工食品でも摂取は可能です。
その摂取量ですが、1日だいたい15mgくらいは摂取して頂きたい。
トマトジュースならばだいたい1缶で摂取可能です。
ただし、喫煙者やストレスの多い方の場合、多めに摂って頂くことをお勧めします。

ゼアキサンチンなどなど

強力な抗酸化作用で老化から守る

<<なぜいいのか>>
ゼアキサンチン、アスタキサンチン、クリプトキサンチンは、動植物の赤や黄色の色素成分であるカロテノイドです。
カロテノイドは以前にもご説明したように強力な抗酸化作用があります。

アスタキサンチンは、サケやいくら、鯛、エビ、かになどに見られる赤色色素のことで、抗酸化力は「ビタミンEの数百倍」もあるといわれています。
脂肪に溶ける性質をもつため、特に血液中のLDLコレステロールの酸化を抑える作用が強く、血管壁を守る働きもあります。
また、活性酸素の中でももっとも活性の強力な重項酸素に対して効果を発揮します。肌荒れやしわの予防、シミの抑制にも効果があります。

ゼアキサンチンは、パパイヤやマンゴ、ほうれん草などに含まれています。
カロテノイドの仲間であるルテインと同様に、目の網膜や黄斑部に存在し、目の中にできた活性酸素を除去する働きをします。

クリプトキサンチンは、柑橘類に多く含まれています。
クリプトキサンチンは細胞を保護し、ガン抑制作用があることでも注目されています。

<<摂取方法>>
アスタキサンチンは、1日に3mg以上必要といわれています。
サケの切り身一切れにはだいたい0.6mgくらい含まれています。
ゼアキサンチンは、1日に6mgくらい必要です。ほうれん草でだいたい60~80g程度必要となります。
クリプトキサンチンは、1日2mgほど必要です。
温州ミカン100g程度のものでだいたい2mgほど含まれています。
これらの成分は活性酸素を取り込んで自分自身が酸化します。
しかし、水溶性の抗酸化成分を一緒に摂取することで効果が戻ることがわかっています。

ルテイン

目の健康維持には欠かせない栄養素です。

<<なぜ体にいいの>>
ルテインは赤、黄色などの色素成分であるカロテノイドの一種です。
緑黄色野菜に多く含まれています。
体の中では、カロテノイドの仲間である(次回ご説明予定)ゼアキサンチンとともに網膜の黄斑部に多く存在し、黄斑の健康を保っている成分です。

黄斑部は目の網膜の中心にあり、光を感じる細胞が多く存在しています。
光を感じ、ものを見るために重要な役割を持っています。
この黄斑部が出血したり、むくんだりして沈殿物がたまった状態を黄斑変性症といいます。
この症状は、最初、視野の中心部に黒い部分が見えたり、ものがゆがんで見えたりします。急速に進行する場合もありますが、たいていの場合はゆっくり進行していきます。最悪の場合は失明することもあります。
加齢とともに起こる病気ともいわれていて、60歳以上に多く、欧米人の場合の失明原因の上位を占めています。
食生活や環境の変化が影響していることもあり、最近では日本人にも黄斑変性症にかかる人も増えています

黄斑変性症の詳細は判明していないが、活性酸素の影響も一因とされている。
網膜の黄斑部に太陽光線やパソコンのモニターなどから青色光があたると、活性酸素が発生します。
その活性酸素が黄斑部にある脂質を酸化させ、視力低下につながると考えられています。

ルテインは、光の中でも目に有害な青色光を吸収するとともに、抗酸化作用を発揮し黄斑部の酸化を防いでいます。
ルテインを摂取することで黄斑変性症の予防できるだけでなく、すでにかかっている人の症状を軽減するといった、臨床結果も発表されています。

その他、ルテインは白内障にも効果があると見られている。

<<摂取方法>>
ルテインは、ほうれん草やケール、ブロッコリーなどの濃い緑の野菜に含まれています。
黄斑変性症などの予防のためには、
1日6mg程度(ほうれん草1/2 60g~80g)
の摂取が効果的であると考えられます。

カロテノイド

抗酸化力に優れた・・・

動植物に含まれる黄色や赤色の色素成分のうち、脂溶性でベータカロテンに似た構造を持つものをカロテノイドといいます。
非常に数多くの種類がありますが、共通の特徴としましては、
抗酸化力
を持っていることです。
カロテノイドの中でカロテン類に属すものは、αカロテン、βカロテン、γカロテンなどがあります。
そのうちにリコピンなどを除いたものは、体内でビタミンAに変わるプロビタミンAというものです。
また、ルテイン、ゼアキサンチン、クリプトキサンチンはキサントフィル類というものに分類されます。

カロテノイドは、単独よりも他の様々な食品からバランスよく摂ることで効果も期待できます。

・αカロテン
人参など赤黄色野菜に含まれています。βカロテンより強い抗酸化作用があるといわれています。
・βカロテン
カロテンの中で一番多く存在します。βカロテンの多くは小腸の粘膜でビタミンAに転換されて吸収され、一部、βカロテンのまま脂肪組織に貯蔵されます。
・リコピン
トマトに多く含まれている赤い色素。強力な抗酸化力があり、ガン細胞が増殖するのを抑えるともいわれています。
・アスタキサンチン
エビやサケなどの赤色の魚類に含まれます。抗酸化力はβカロテンの数十倍といわれています。特に、シミやしわなどの肌の老化を抑える働きがあるといわれています。
・クリプトキサンチン
とうもろこしや柑橘類の黄色色素。抗酸化力で細胞を保護しています。
・ルテイン、ゼアキサンチン
緑色野菜に含まれています。ケール、ブロッコリー、ほうれん草などに多い。
網膜の黄斑部に存在します。眼球内の紫外線による酸化を防ぎます。

ビタミンA

βカロチン(ベータカロテン)

器官などに影響力を発揮します。

<<どこがいいのか>>
ビタミンAは
動物性食品にはRetinol(レチノール)、
植物性食品にはカロテンという形で含まれている物質です。

カロテンは野菜や果物に含まれる色素。
野菜や果物に含まれているβカロテンがその代表である。
体内にはいると腸で吸収されビタミンAに変わる、だからプロビタミンAとも呼ばれている。

ビタミンAは粘膜を丈夫にし、皮膚、髪などを健康に保ち、視力を正常に保ってくれる
免疫力を正常化し、骨を作る助けとなり、正当を促進させる働きもある。
病気の回復を助ける上でも重要なビタミンである。

また、カロテンには酸化をするのを防ぐ、抗酸化作用がある。
これは、活性酸素を除去し、細胞膜が傷つけられるのを防いでくれるのです。
ガンの抑制や予防、心臓病の予防、コレステロール値の正常化に効果があります。

ビタミンB、E、D、カルシウム、リン、亜鉛は、ビタミンAが十分でないとその効果が発揮されません。

<<注意点>>
動物性のレチノールは体内にはいると、そのままビタミンAとして肝臓に蓄積されます。
効果が早いのですが、過剰に摂取すると急性中毒症や慢性的な過剰症を起こし、疲労感、吐き気、下痢、睡眠障害、食欲不振、肌荒れ、抜け毛などの悪影響があるとされています。
植物性のカロテンは、必要な分だけがビタミンAに変化するのでいくら摂取しても大丈夫です。

<<摂取方法>>
ビタミンAが不足すると、夜盲症、角膜乾燥症、角膜軟化症、皮膚の乾燥、にきび、成長停止や知能障害(発育期の場合)などの欠乏症が現れることもある。

摂取のバランスは、レチノールとカロテンが1:1になるようにして頂ける方がよいと思います。
レチノールは脂溶性なので油脂と一緒に摂取すると吸収が高まります。
カロテンも同様に、脂肪のある食品と一緒に摂取する方が効果が高いです。

鬱 ・ うつ  ・・・・・

うつ病はストレスが誘因となって発症すると考えられています。

特に、転機に起こりやすい傾向があるという報告があります。
例えば、昇進などの場合の周囲からはよい状態に思われるような状態とであっても、いろいろなプレッシャーから「うつ」が起こることもある。
他にも結婚、出産、手術後など。
環境や体に大きな変化が生じた際に「うつ」が起こりやすい

うつ病の症状は、
憂鬱感興味の喪失億劫感不安感などの精神症状と、
疲労感不眠頭痛肩こり食欲不振体重減少性欲減退月経不順などの身体症状がある。

気分の落ち込みなどの精神症状がなく、身体症状のみのものも存在します。
疲労、肩こり、頭痛などの症状で、内科などで受診して異常が見つからないこともあります。
その場合、精神科や心療内科で検診するなどして、早めの対処をしていただくことをお勧めいたします。

ストレス時の栄養素の欠乏

人間がストレスを受けていると、副腎皮質ホルモンが分泌され、タンパク質などの分解が進みます。
また、代謝を促す甲状腺刺激ホルモンも多く分泌されます。
そのため、エネルギー代謝が盛んになり、ビタミンB群など代謝に必要な栄養素が多く消費されてしまいます。

従って、ストレスの多い生活をされている方は、
マルチビタミン」を摂取するようにして栄養素を補うことが大切です。
ビタミンB1:神経細胞伝達に関係していて、神経を使う仕事で疲労がたまっている方は注意して頂きたい。
→ビタミンB1が不足すると、体の痛みや微熱、いらつき、肩こりなどの症状が出る場合もあります。
また、ストレス時には多くのホルモンが分泌されることより、ホルモンの合成に欠かすことのできないビタミンCも大量に消費されてしまいます。

ストレス

健康維持をする際、とても大きな問題に
ストレス
が、ある。

ストレスには、
・怒り、不安、緊張などの精神的なもの
・暑さ、寒さ、疲労、騒音などの身体的なもの
があります。

ストレスが全くない生活というのは、今の環境からはあり得ないでしょうし、ある程度のストレスがなければ生活に張りもなくなってきてしまうでしょう。

「ストレス」だらけといわれている現在の環境の中で、
職場、学校、家庭などありとあらゆる場所で生活をしていかなくてはなりません。
だからこそ、上手にストレスを軽減することが必要となってきます。

ストレスが原因となる病気には、
・高血圧症
・神経性胃炎
・十二指腸潰瘍
・自律神経失調症
・虚血性心臓病
・心臓神経症
・過敏性大腸炎
・うつ病

などがあげられます。

人は外部からストレスを受けると自律神経の働きにより、刺激から体を守ろうとする働きがあります。
しかし受けるストレスが大きいと自律神経のバランスが崩れ、疲労感、無力感、不眠、イライラなどの症状が現れます。
その状態が長期にわたって継続すると、いろいろな病気を引き起こすことになります。

そこでストレスを軽減するためには、自分のストレスはどのくらい、どのレベルなのかを見極めることが重要になってきます。
何に対してどのくらいストレスを受けているのか。を、把握することでストレスに対する取り組み方も変わってくるのです。

生活の乱れもストレスにつながります。
是非、規則正しい生活を心がけてください。

抗酸化作用

ガン予防に効果がある食品や栄養素は数多く存在します。
その効果には違いがあります。

・活性酸素によるDNAの酸化を防ぐ
・発ガン性物質による遺伝子の変異を抑制する
・ガン細胞のアポトーシス(細胞の自然死)を誘引する
・免疫機能を向上させガン細胞を破壊する
・ガン細胞の増殖を抑制する


これらの中でもガン予防の中心となるのは、抗酸化作用と免疫賦活作用です。
ビタミンC、E、セレン、コエンザイムQ10、ポリフェノール類は抗酸化作用をもつ。
プロポリス、アガリクスは抗酸化作用と免疫賦活作用。
霊芝は免疫賦活作用、メシマコブは免疫賦活作用と抗腫瘍活性。
ウコンに含まれるクルクミン、高麗人参はガンに対して複数の効果を持つ。

ガンにならないためのチェックポイント

ガンは、日本人の死亡原因の第一位となっており、割合は3割を超えている。

ガンの治療については、
「早期発見・早期治療」が第一であるといわれてきたが、近年ガンを生活習慣病としていることからも、生活の習慣を改善して
まずは「予防」を!!
と、いうことが主流になりつつある。

ガンは細胞の遺伝子に異常が生じることにより引き起こされる病気である。
私たちの体内にはもともと「ガン遺伝子」と「ガン抑制遺伝子」が存在している。ガン遺伝子は正常である細胞をガン化させることであり、ガン抑制細胞は文字通り、ガン化を抑制する役割を担っている。

細胞がガン化したとしても、すぐにガンという病気につながるわけではありません。
私たちの体内では細胞のガン化が常に起こっているのであるが、通常は免疫などの働きによって破壊されてしまうのでガンにはならないのです。
免疫機能が低下していると破壊されずに増殖を続けてしまいます。
しかし、検診などで発見される腫瘍になるまでには、十数年はかかるのです。

たばこや食品添加物、紫外線、、、、などが、DNAに変異を引き起こす発ガン物質だと考えられていますが、これだけではないのです。

人間は酸素を必要とします。さらに食物を食べ、それを燃焼させてエネルギーにかえています。
その課程で「活性酸素」という分子を発生させています。
この活性酸素はDNAを酸化させて変異を起こすので、この活性酸素を取り除くことが「予防」には欠かせません。

さらに、体内で生まれるガン細胞を消滅させるために、
「免疫力」を高めることが大切なのである。