サプリメントアドバイザー・メモ -5ページ目

自律神経

自律神経(・・・交感神経と副交感神経)は、
あらゆる細胞に指令を出し、その機能を調整している神経です。

・・・自律神経は自分の意思とは無関係に、体表や身体の内部の刺激に反応して身体の機能を調整する働きをしています。
例えば、急に走ると“ハ~ハ~”と激しく息をして心臓がドキドキとするのは、自律神経によって呼吸や心臓の動きが速くなったためです。

交感神経は運動や緊張など、体を興奮状態にさせるときに働き、
副交感神経は食事や睡眠など、体をリラックスさせるときに働きます。

交感神経が優位な状態になると、普段より顆粒球が増え、リンパ球が減ってきます。
このような状態が長く続くと、過剰に増えた顆粒球が、細菌だけでなく正常な細胞までも破壊するようになってしまいます。

その結果が・・
胃潰瘍、十二指腸潰瘍、潰瘍性大腸炎などが起こります。
さらにリンパ球が減っていることから、ウィルス感染の病気にもかかりやすくなってしまいます。

交感神経が優位な状態とは、人間がストレスにさらされているときなのです。
したがって、強いストレスがある生活を長い間続けていると、免疫力の低下によって、いろいろな病気になってしまうことになります。
これを予防するためには、リラックスをして副交感神経を活性化させることが大切です。
例えば、
食事をして腸管を刺激することでも副交感神経が活性化するのできちんと食事はとることをお勧めいたします。
もちろん、食事はすべての栄養素に不足がないように。特にストレスによって消失してしまうビタミンB群、ビタミンCは積極的に摂取してください。
炭水化物、タンパク質、脂肪、ビタミンB群、ミネラルを含む玄米はお勧めです。
キノコ類に含まれる、多糖類にも免疫を高める効果があります。

副交感神経が優位な状態が、長く続きすぎる場合も問題があります。
リンパ球が必要以上に増え、ちょっとした抗原にも過剰に反応して、アレルギー疾患が起こりやすくなります。

したがって、
交感神経、副交感神経のバランスをしっかり保つような健康的な生活を送る必要があるということです。

免疫の仕組み

免疫について、

体内にウィルスが侵入すると、それに対する免疫ができる。一度免疫ができると、それ以降そのウィルスによって病気になることはない。」

皆さんも知っている、この事実は『免疫』の一部の防御機能にすぎません。

免疫の機能の、
白血球はマクロファージ顆粒球リンパ球という3種類の細胞に分けることができる。
体内に異物が侵入するとマクロファージがその性質を察知し、顆粒球やリンパ球に指令を出し、その異物を攻撃させる。
細菌などの粒子の大きな異物は顆粒球が丸ごと包み込み、消化酵素を使って分解する。
ウィルスなどの微細な異物はリンパ球が吸着して処理をおこなう。

顆粒球・リンパ球
切傷などで傷口が化膿して炎症を起こすことがある
→顆粒球が傷口にある細菌と戦うことでできるものです。
炎症の後、細菌が死滅して徐々に治癒していく。
しかし、顆粒球と細菌との戦いで免疫は成立しない。

リンパ球は一度戦うと、抗原を記憶することが可能である。
再度、進入してきたときには、その抗原と戦うための抗体を増やしほとんどの場合病気が起こらないうちに炎症を止めることができる。
この場合、免疫が成立している。

リンパ球はこのように外部から侵入したモノと戦うだけではなくて、体内に生じた異常細胞を排除する働きもある。
例えば、
ガン細胞
を攻撃することで知られている、NK細胞もリンパ球の一種。

年とともに体内には劣化した細胞や変形した細胞が増えてくる。
リンパ球はこうした細胞も排除し、老化に対抗している。

コレステロールと内臓脂肪

多くの生活習慣病の危険因子となっているものに、
内臓脂肪コレステロール
があります。
これらの増加することは生活習慣病と密接につながりがある。
例えば、
・空腹時の血糖値はほぼ正常だけれども、食後は少し高い
→内臓脂肪を落とすことで血糖値を下げ、糖尿病への進行を防ぐことができる。
内臓脂肪が減ることで血圧も下がり、高脂血症等も改善される。

・コレステロールが高い場合、動脈硬化になりやすい。さらに動脈硬化が原因で、狭心症や心筋梗塞、脳梗塞なども起こることがある。
→コレステロールの値の上昇をすれば、上記の病気になる可能性も減らすことができる。

日常の食生活において、高カロリー、(動物性)脂肪の摂りすぎに注意し、ビタミンやミネラルの不足がないように心がけて頂きたい。

生活習慣病予防

生活改善で予防が可能

生活習慣病とは、
普段の生活習慣が発病や進行に深く関わっている病気を指します。

現在の予防医学は、非常に進歩してきていて、いろいろな病気の原因、危険因子が解明されています。
したがって、生活習慣病の多くは予防可能なのです。

日本の死亡原因二位である、
脳血管疾患(脳梗塞や脳出血など)」、
第三位の
心疾患(心筋梗塞など)」
は、生活習慣病である。
さらに、一位のガンについても、大腸ガンなどは生活習慣病とされている。
その他、糖尿病、高血圧、高脂血症、痛風なども、生活習慣の悪化から引き起こされるとされている。

生活習慣病の予防は、食事、運動、休養といった生活の改善が必要となる。
病気にかかってから対処するのではなく、日常的に生活を改善していくことが必要となります。
実際、生活習慣病になってしまうまでには悪い生活習慣の蓄積がある。
健康診断では異常がなくても、どんどん悪化している場合もあるのです。
検査結果に一喜一憂するのではなく、日頃の生活習慣をよりよいものにすることに目を向けて頂きたい。
不調を感じている部分はないかとか、大きな体重の変化や血圧の変化、日頃の栄養素の摂取状態など把握すべき部分はたくさんあります。

健康の基礎

動脈硬化は脳卒中や心筋梗塞という死因につながります。

まず、
動脈硬化は、
1.ホモシステインというアミノ酸の一種が欠陥を傷つけること
2.LDLコレステロール(悪玉)
が、大きな原因になっています。

ホモシステイン」は、メチオニンという動物性タンパク質に多いアミノ酸から作られます。
ビタミンB群があると、ホモシステインは代謝され無害になります
従って、動物性タンパク質を控えてさらに、ビタミンB群を摂ることがホモシステインの低減につながります。
ホモシステインは関節炎や骨粗鬆症、糖尿病などに関係があるという研究報告があります。

LDLコレステロール」は酸化するとマクロファージに無限に取り込まれ、動脈の壁に蓄積し動脈硬化になります。
ビタミンCやE、βカロチンなどの抗酸化ビタミンで酸化を防ぐことが重要になります。

コレステロールはホルモンや細胞膜の原料になる栄養素です。
この数値が低すぎることも問題ですが、高すぎるとそれだけで酸化しやすくなるので注意が必要です。

動物性食品を控えて、大豆や魚などのタンパク質を摂るように心がけて、野菜や果物などを豊富に、さらに、適度な運動を。

女性で多い便秘は、大腸ガンになるリスクを増やすだけでなく、様々な有害物質を吸収してしまうので体調不良になりやすい。
便秘の解消には、食物繊維、乳酸菌、運動、水分が助けになります。

飲酒や喫煙にも・・・

接待などでよくお酒を飲む方は、肝機能を向上させるような、
ウコンクロレラシジミエキススピルリナなどを積極的に摂取することをお勧めします。

お酒の飲み過ぎによる脂肪肝予防には、
ビタミンB群やレシチンが良い。二日酔いにも有効です。

アルコールにはビタミンB1の吸収を阻害する作用があるので、一緒にB群を多く含むレバーやナッツを食べたり、サプリメントを有効に活用して頂きたい。

眼精疲労

パソコンの前に長時間座っている方は、眼精疲労やドライアイに悩む場合が多いでしょう。

まず、疲れ目にはビタミンB群目の粘膜を強化するにはビタミンAが有効です。
目の周りにの毛細血管は細かくて栄養が伝わりにくいのです。その伝わりにくさを解消するためにはビタミンEも大切になります。

また、ブルーベリーエキスに含まれる、アントシアニンには抗酸化作用があり、活性酸素の影響を受けやすい目を守ってくれます。
角膜水晶体毛様筋などを守ります。

疲労してますか???

働き盛りといわれる30代、40代のOffice Workerは、仕事に追われ、食事を抜いたり簡単な外食ですませたりしていて、十分な栄養を摂取できていない。

しかし、
健康を維持するためには・・・そのようなことではまずいのです。

外食が多くなると、脂肪分の多い、高カロリーな食環境になる。
さらに運動不足が加わると、肥満になったりコレステロールや脂肪が蓄積され、高脂血症になったりする危険が高まるのです。

コレステロールの中でも、LDLコレステロール(悪玉)が活性酸素の働きで酸化することによって、動脈硬化などにつながっていく。
予防の面では、適度な運動をする必要がある。

それと動物性脂肪の摂取を控え、抗酸化の働きがあるビタミン(CやE)、ポリフェノールなどを摂取するとよい。さらに、抗酸化物質とともに、抗酸化酵素の働きを活性化するセレン亜鉛等のミネラルも同時に摂るとさらによい。

仕事で疲労を感じたら・・・

まず、ビタミンB群の摂取を。

特に、B1は代謝を助け、疲労物質である乳酸の合成を防ぎます。
少量の炭酸も有効といわれています。疲労を感じてもなかなか休むことができない状況でいることで、疲労物質が体内に蓄積されて、

慢性疲労

と、なってしまいます。
※ナイアシンは疲労物質を分解し、処理する働きがある。

また、高麗人参製品やニンニクなどにも疲労回復効果が高まります。
※肥満、高血圧の方は高麗人参の摂りすぎに注意が必要です。

基礎代謝

近頃、ダイエットサプリなるものも多数でています。

体重を減らすためにはまず、
基礎代謝を高めましょう!!

単純に食事を制限して、「食べなければよい!」という人は少なくなってきてはいるものの、まだ絶食=ダイエットと考える人もいます。

無理な食事制限をすると代謝に必要な栄養素が不足することをご存じですか?こうなると基礎代謝を低下させてしまうので・・・

余ったカロリーは、いざというときの
脂肪
という形で体内に蓄積されてしまうのです。

だからやせたいと思ったら、栄養をバランスよく摂取することが大切なのです。
特に、ビタミンB群、マグネシウムの不足は基礎代謝の低下を引き起こしやすいのできちんと摂取することを気をつけて頂きたい。

もう一つ。
肌をきれいに保つには・・・
洗顔や保湿など普段のお手入れは欠かせませんが、洗顔のしすぎは必要な皮脂まで落とし、逆効果です。さらに、肌を守るために皮脂の分泌増加にもつながります。

美肌を保つのによいビタミンは特に、ビタミンCとB群です。
ビタミンCは細胞の老化を予防する抗酸化作用があり、抗ストレスの働きもあります。

最後の注意点。
20代~30代をいかに過ごすかによって、更年期に受けるダメージも変化します。更年期になると、女性ホルモンが低下して骨密度が低下してきます。
これが骨粗鬆症になりやすくなる原因です。
この時期に、しっかり骨に必要なビタミン、カルシウムを摂取して骨密度を上げるようにしておく方がよいでしょう。

若い女性のための・・

若い女性に対して、

健康・美容」に関する情報が数多く存在しています。

あなたは、そのたくさんの情報を適切に判断ができていますか?

そのためにはやはり、自分自身の体の仕組みや機能について理解しておくことが必要です。

女性の仕組みの中に月経があります。
体の機能を知っておけば、月経痛などの症状に対応することも可能になります。
例えば、月経に関する症状の中で多くなっているものに、

月経前症候群(PMS)』があります。

この症状として、イライラ、憂鬱、集中力の低下、不眠などといった精神症状。
腹部の痛み、頭痛、めまい、乳房の張りや痛み、肌荒れ、便秘や下痢といった身体症状を訴える方が多い。
この症状が現れるのは、排卵から月経が始まるまでの2週間くらい。この期間は、卵巣から分泌される黄体ホルモンが急激に増えて、また減っていく時期である。

月経前に起こるいくつかの症状は、その時期と周期性から黄体ホルモンとの関係が影響していると考えられている。
また、精神的影響も少なからずあるようです。
月経に関してネガティブな意識を持っている方ほど症状が出やすいようです。それが悪循環となって症状を悪化させます。
月経に関して嫌悪感を持つことではなく、大切な機能であると考え受け入れることも大切です。
ストレスとの関係もあるといわれています。生活でストレスをためないようにすることは難しいと思いますが・・・。

月経前症候群の症状には、カルシウムビタミンB6マグネシウムなどが有効であり、その中でも神経伝達物質の生成に深く関わるビタミンB6は状態等を改善する働きがあります。
月経時には、プロスタグランジン(prostaglandin)という物質が分泌され、子宮筋の収縮を促して内容物を体外へ押し出そうとします。
この子宮筋が収縮することにより月経痛が引き起こされ、プロスタグランジンとその代謝物質が体内に循環してしまうことで、吐き気や頭痛といった症状が出ることがあるのです。

月経痛を和らげる、鎮痛効果のあるサプリメントも存在しますが、痛みを抑えてしまうことには注意が必要です。
子宮筋腫や子宮内膜症などが原因で起こる場合もありますので、激しい痛みの場合には医師の診断をお勧めします。